« 変幻自在な人間でなければ生き残れない 自分のスタンス不要論 | トップページ | みんな童心に帰ろう メダカに始まりメダカで終わる 故郷 »

2013年9月11日 (水)

悲痛にも庭に毎年花が増えて行く 今日で震災から2年半

2013_0906_163319dscn4793

昨日又多くの花を買って庭に植えた

楽しみの花ならばいいけれど慰霊の為の花々だ

今日当神社でも慰霊祭が行われる

避難している方達が29万人もいると言う

あの時から何も変わっていないと被災地の人達は口をそろえる

あの瞬間を忘れない

親族が集まって寿司を食べて歓談していた

大きなTVに写った信じられないような光景

人が乗った車がおもちゃの様に海にのみ込まれて行く

そのすぐ後に函館の津波も放映されみんな慌てて家に帰って行った

あの時点から原発被害の話しばかりである

私には不思議なジンクスがあって3日同じ夢を見ると

それが現実になる

三日前から御神殿の物がけたたましい揺れの中で落ちて来る

何度元に戻しても又大きな揺れと共に全て落ちて来る

腰まで水があがって来て神棚をどうにかしなければと

汗をかいている夢で目が覚めていた

友人達に話ししても山の上まで水が来るはずがないと

笑われていた

4日目その大惨事を現実に目にする訳である

今でも毎日新聞には死者数と行方不明者数が載っている

あれから月日が過ぎても何も変わらないという悲痛な声

励ます言葉も虚しく聴こえる

一方で日本がオリンピック会場に選ばれ歓喜している

これを機会に何とか明るい日本に戻って欲しいと切に願っている

そういう複雑な思いを胸に慰霊の日々は続く

何ともやるせない気持ちである

白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝 

« 変幻自在な人間でなければ生き残れない 自分のスタンス不要論 | トップページ | みんな童心に帰ろう メダカに始まりメダカで終わる 故郷 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事