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2013年9月22日 (日)

今の時代 『忍耐』という言葉が忘れ去られている 我がままばかり

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今試練の中にあっても過酷な生活を強いられれいても

忍耐強く夢を以って「いつかは」と思いながら頑張っている

人達を見ますと目頭が熱くなります

その生き方を美しいと思う

一方忍耐というものを知らずに我ままばかり言っている人も多い

そういう人間は何に於いても不足心ばかりが起きる

不平不満ばかりの卑屈な人生を送っていることに気付いていない

自分の思いどおりに行かないとそれを何かのせいにしたり

人のせいにしたりする

自分の心や生きる姿勢を見つめるということができないのだ

だから上辺だけの虚しい人生を送る

誰もが「好きにすればいい」とその人間から去って行く

そこに残っているものは疎外と孤独である

これは誰かを批判している訳ではない

そういう人間を作り上げたのは親である

親の教育の間違いがこんな人間を作り出す

結局は甘やかせて不幸な道を歩ませてしまっているのだ

学校ではこういう心の教育はしてくれない

これは家庭ですべき問題なのである

この我がままな子供が今度は親になる

甘やかされて我がままに育てられたからそれがいいことだと思っている

その子供も世間知らずの我がままな人間に育ってしまう

そしてその子がまた親になる

子育てをしたら又我がままに育てるだろう

こういう悪い連鎖が永遠に続くことを想像すれば

背筋が寒くなる

凛とした正しい教育をしないということはまさしく罪悪そのものである

自分だけが可愛い人間が集まって社会って成り立つのか

このままでは家庭や社会しいては国家までもが崩壊してしまう

そういう危惧を持っているのは私一人であろうか

大きな不安が現実になって来ているではないか

白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝 

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