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2013年10月19日 (土)

肉体の寿命まで人間は生きていると言われる しかし魂は永遠だ

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人間は生を受けてから肉体が滅びるまでを生きていると言われている

生まれる苦しみ

老いる苦しみ

病の苦しみ

死の苦しみ

これを四苦と言う

人間は肉体を持ったと同時に苦しみも背負う訳である

人間はそういう肉体を借りてこの世に何をしに来ているのだろう

苦しみばかり多き人生に人は疑問を感じるのである

宗教などではこの世に修行に来ているのだと言う

また神の使いとして与えられた役目を果たしに来ているのだとも言う

仏教の教えでは三世があると言う

過去世

現世

未来世

過去にも魂は生きていて現世では肉体を借りた魂が

修行で成長する

そして寿命が来れば身体は滅びても未来の世で魂は生き続ける

そういう理論である

肉体を持つが故に人間は煩悩と闘わなければいけない

肉体を持つが故に老いと闘わなければならない

肉体を持つが故に病にかかり病と闘わなければいけない

肉体を持つが故に死という苦しみと闘わなければいけない

肉体は多くの不浄を生み出す根源でもある

その苦しみや不浄を払うために宗教の台頭があった

しかしその宗教でさえ全てを現わすことは不可能である

しかし釈迦は波乱万丈の自分の人生を人間に見せるのである

荒行をしたが悟りを得ることはできないと教えられた

羊の乳で骨と皮になった身体を癒されたのである

釈迦族の滅亡を見る

自らは癌になって苦しむ

言葉は悪いがのたれ死にするのである

たまたま菩提樹の下で北に頭を向けて

我々人間は生き生きてずって這って前に向かって倒れこんで

この世の終末を迎えるのである

誰もかれもが

そう考えますと生きるということは苦海であり忍土である

それを乗り越えて生きて行かなければならない宿命にある

だからこそこの短い人生を快楽主義でもなく下向思考でもなく

明るく闊達に生きて行かなければ損である

充実した人生が未来の明るさに繋がる

あの世はいいぞという思想ではなくこの世で苦労した分

魂は成熟して苦しみなど問題にしない自分を形成した方が

よほど利口である

魂は永遠に成長して行くのであるから今少しこの世で頑張ってみる

気概を以って生きて行きたいものですね

肉体は滅びても魂は永遠である

この言葉を胸に刻んで


白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝 

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