自然に感謝し人生を克服する 小雪 諸行無常の世の中
今日は二十四節気の『小雪(しょうせつ)』
陽射しが弱くなり紅葉が散り始め雪がちらつく
人は皆背中を丸めながら小走りに道を急ぐ
季節というものはずんずんと準備期間を与えてくれながら
変化して行ってくれる
次は大雪(たいせつ)
雪が本格的に降り出してくる
そう考えますと自然の摂理はゆっくりと進みながら
着実に季節を変えて行く
私達にその変わり目を教えながら
しかし人生はこうは行かない
いつ何が起きるか分からない残酷性を秘めている
まさに諸行無常の響きありである
要は自然の様に事前に何かを悟らせてはくれないのである
そういう意味では私達は五里霧中の暗闇を手探りで
歩んで行くしかないのです
そこに宗教というものが必要になったのだろうと推測されますね
しかし私は宗教を求めなかった
神を求めた
仏を求めた
これは教えではない
体感である
人間は何かに頼らないで生きて行くほど強くはない
自分の力の非力さで打ちのめさせられる時がある
でも人間には打ちのめされても立ち上がる力がある
天を信じて自分も信じて生きて行く方法が一番力強いのかも知れない
その根本的な力を出すためには克己心というものが必要である
克己心は自分の心から湧き出るものである
湧き出なかったら奮い立たせるものだ
それさえあれば人生の無常に恐れることもなくなる
拳を握って唇を噛んでただひたすらに人生を克服しようではありませんか
いかなる荒波の中にあっても
白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝
« 与えるということ 与えられてばかりいては駄目だ 愛 希望 夢 | トップページ | 勤労感謝の日 その日に神社は何をしているか知っていますか »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 喧噪の中で凛と生きる (2017.03.12)
- 『花便り 菖蒲編』 ~巫女綴り~(2015.06.28)
- 神社にお越しの際は予約を入れて下さい 陰陽道(2017.01.03)
- 薄荷(はっか)の日 北の国から爽やかに ~巫女綴り~(2015.06.20)
- 境内咲いたに純白の芍薬 ~巫女綴り~(2015.06.17)