家庭教育がその人の人生を決定する 一生涯に渡って
一つのいい例がある
その人は女医である
忙しく走り回り大変な仕事だと実感する
てきぱきと仕事はできるのだがスタッフ始め看護師さん達に
嫌われるという相談であった
その理由が分からないと言う
それは分かる筈もあるまい
家庭でそういうことを教わっていないのだから
このままだと一生涯彼女は嫌われて行くだろう
生まれたのは医師家系
幼稚園から医師にさせるべく名門校ばかりに受からせる
教育をされて来た訳だ
親の期待に応えて見事医師には成れた
しかしその中で人間教育がぽっかりと欠如している
医師とは単なる一つの職業であるということを認識していない
何か物凄い存在だと勘違いしているんだね
特権階級だとでも錯覚しているのでしょう
技術に頼り人を救ったとしてもそれは身体という物体を
救ったに過ぎない
人の心を推し量る技量がなければ誰も心の底から
感謝などしない
しかも頭ごなしに命令されてばかりいたら看護師さん始め
スタッフの人達に嫌われるのも当たり前の話である
人の心の痛みを知らずして人の心は癒せない
終いには家庭を築いても崩壊まっしぐらである
遂にその方はお相手から離婚を催促され今は孤独な
生活を送られている
あらためて家庭教育の重要性を認識させられた
しかしいくら私が彼女を励ましても理解できないのである
人間性の教育
心の教育を受けていないから人の話は耳に聞こえないのである
心に響かないのである
たまたま今回の主人公は医師でありましたが
医師だからという話ではない
家庭教育
それはその人の一生を決定してしまうほど大きなファクターであり
不幸にさせる源をつくっている場合が多くみられる
我が子に「私幸せよ」と言わせたいのであれば
家庭教育に大きく力を注ぐべきだ
家庭とはそういう意味で考えれば大変恐ろしい場所ですね
間違った教育が一生涯に渡る不幸を与えてしまう
人間性や心の教育があれば一生涯の幸せを保証される
今一度家庭教育の重要性を省みても遅くはないと思うのです
最低でも何が正しいのか何が間違っているのか
それだけでも教えておくべきだと思うのですが
こういうお話をしなければならないということ自体
哀しい気持ちになってしまいますね
最初のボタンをかけ間違えると最後までずれてしまう
それが一番恐ろしいことです
白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝
« 貴女の心の中に花は咲いていますか | トップページ | すれ違うだけの冷たい人間模様 だから隣人を大切に »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 喧噪の中で凛と生きる (2017.03.12)
- 『花便り 菖蒲編』 ~巫女綴り~(2015.06.28)
- 神社にお越しの際は予約を入れて下さい 陰陽道(2017.01.03)
- 薄荷(はっか)の日 北の国から爽やかに ~巫女綴り~(2015.06.20)
- 境内咲いたに純白の芍薬 ~巫女綴り~(2015.06.17)