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2014年2月21日 (金)

傍観者に何が分かる 悔しい想い

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相田みつをさんの詩集の中に『傍観者』という作品がある

内容は「分かる分かる」 「うんうん」と頷いて同情した振りをする

しかしあなた達に真実の何が分かる

口先ばかりで・・・

そんな内容だったと思う

私も仕事柄よくそう思うことがある

毎日御神殿の前で畳に這いつくばって先祖供養から

その家族の幸せや繁栄を午前2時に起きて拝んでいる

勿論拝む前には身を清める為に水をかぶり

心をこめて暗闇の燈明だけを頼りに延々と何時間も拝むのである

時として頼まれごとがあれば雪と氷の霊山で修業する

しかしねぇ

「ご苦労さん」 「大変だったでしょう」 「いつもありがちゅ~」

ふざけるなと怒りが込み上げて来ることがある

寒さに震えながら必死の想いで命懸けで拝んでいるのに

口先ばかりの感謝ばかり

そんな軽薄な同情なんてしてくれない方が腹も立つまい

今日は弘法大師の御縁日である

同じ思いをして橋の下で泣いて寝た逸話もある

私も同じだ

悔しくて枕を濡らす夜もある

傍観者に何が分かる

一寸の虫にも五分の魂

私のささやかな魂だってたまには破裂しそうになる時だってある

朴とつで一途な性格を改めそっとそういう人達から

去ろうと決心した今日の朝

音信が途絶えたらそっと神と私は貴女から離れたと悟って下さい

それ以上のお話は何もしたくない

知らぬ間に人の心を傷つけていないか

一度考えてみることはとても大切だと思う


白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝


 

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