天を相手として生きるべし 人を相手に生きるべからず
西郷隆盛の言葉『敬天愛人(けいてんあいじん)』
これは私の座右の銘である
意味は
人を相手とせず天を相手とせよ
天を相手として己を尽くし 人をとがめず
わが誠の足らざるを尋ねるべし
「天を相手として生きなさい」
この言葉は毎日誰かに言っている
少なくとも自分自身には毎日言っている
正に全てを我が心に尋ねるべしである
とても堅苦しく聞こえるかも知れませんが今日の自分は
何が足りなかっただろうと自問自答するのです
人を相手に生きておりますから人間は煩悩だらけになったり
人を憎んだり恨んだり悪しき感情が心を支配してしまう
そういう生き方でいいのかと問われている様でならない
私はそういうどろどろとした生き方が好きではない
書斎にも神社の正面にも毛筆で書かれた『敬天愛人』という言葉を
大きく貼り付けている
それを見ていればこういう想いになれるんです
天を相手として生きれば
人に嫌な思いをさせられても天が見ていて下さっている
不遇な時にも人生うまく行かない時でも天だけは見て下さってくれている
何もかも天に預けてしまおう
そして忍従の中でも寡黙に努力をして天にだけは好かれる自分でありたい
そういう想いは必ず天に伝わっている
そうやって私も生きて参りました
今はとても幸せです
それもこれも全て天に任せた結果だと思っております
『天を相手に』・・・
そういう度量を持って生きて行きたいものですね
白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝
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