取材ラッシュ 今年に入ってもう5回目 世の乱れを憂いる
何事に於いても総論と各論がある
今回のインタビューは総論として日本の現状をどう見るかという
内容である
政治 経済 学問や道徳観など色々聞かれましたが
原稿として記事としてどれが抜粋されるかは私には分からない
しかし記者の方がいつも興味を示すのは私の『日本人観』であろうか
『泥中の蓮』
混迷の世に在ってかく生きるか
何が忘れ去られて今の様な残酷な世の中になったか
矢継ぎ早に質問は続く
結論的には以前アメリカのノーベル平和賞を受賞した政治家であった
キッシンジャー氏の予言めいたことがズバリ当たっているということである
日本はアメリカ型の生活によって戦後生きて来た
一度アメリカは犯罪が多く手のつけられない様な残虐な状態を脱却して
今の素晴らしいアメリカに変貌した
ですからアメリカ型の生活の延長線上には犯罪と道徳観を見失った
人間で溢れるだろう
大体こういう内容を何度も繰り返し言っていた様な気がする
どうであろう
その予言めいた彼の洞察力による社会にはなっていないか
殺人や犯罪がない日はないと言っても過言ではないだろう
しかも人間の価値観も道徳観も乱れ果て異常な社会崩壊の中で
異常に慣れて何が正常かを忘れ去ってしまっている人達で
溢れかえっているではないか
益々世の中は凶暴化して行く
末端の人間の苦しみを忘れた政治はますます加速して行く
生活保護も飽和状態
仕事もなく精神的に追い詰められた人間が自殺して行く
自殺者の中の老人の数にも注目して頂きたい
優しさを忘れてしまった人間達が構築して行く社会とは
どんな社会であろう
日本国民が真っ暗な暗闇から抜け出せるのはいつなのだろう
それは恐らくかなりの年月がかかるだろう
それはあくまでも希望論であり益々社会が崩壊して行くかも知れない
そういうことに今日本国民に気づいて欲しいと叫んでいるのだが
誰も聞いてはくれない
唯冷たい風が私の横を通り過ぎて行く
寒さに震えている私を嘲笑しながら
白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝
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