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2014年3月14日 (金)

先祖供養の定義があいまいだ 亡き祖父の命日に想う 手紙・・・

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前略

月の兎になったおじいちゃんへ

おじいちゃん

お元気ですか

生きている時はちょっと怖くて厳しかったですね

でもどこか大きな心で包んでくれていた

その時の僕をどういう目で見ていたのでしょう

北海道番長

でも成績はいつもトップ

剣道を続けたかったけどお金がないと言って防具を買えないばかりに

僕はボクシングをした

チャンピオンにも成れた

でも学費は払えないと言って大学をあきらめさせようとした

しかし僕は特待生で大学を卒業した

それはあなたへの反発であった

でもおじいちゃんの介護をしたのは私でしたね

はっきり言って地獄でした

でもおじいちゃんの一言が忘れられないのです

「吉弘 死にたくても死ねないんだよ」

僕はその言葉を聞いた後涙が止まらなかった

おじいちゃんが好きだったドロップ イカ刺し 蕎麦 昆布

お魚 お寿司 

何でも上げているけど届いていますか


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私は今でも誰よりもあなたを愛しています

月兎になったおじいちゃん

私の声が聞こえますか

愛しているんですよ

誰よりも

今でも

月命日だけ拝めばいいと親族は言いましたけど

反対に怒鳴りつけてやりました

その日だけ思い出せばいいということは寂しいことだと思ったし

どこか儀式的だと思ったのです

だから私は毎日おじいちゃんの献立を考えて仏前に供えているのです

下手なお経にも慣れて下さいましたか

思いませんか

人間だったら月一回だけ思い出されるのは哀しいことですよね

毎日思って欲しいと思いませんか

それが愛というものではありませんか

相変わらず僕はクールにはなれないんだなぁ~

だから人に何と言われても毎日ご飯とお味噌汁とおじいちゃんが

好きだった物を上げますよ

下手なお経をあげながら・・・

先祖供養とはそういうものだと思っているのですが私は馬鹿ですか

たまには夢にでも現れて教えて下さいよ

楽しかったゴルフの話もしたいですね

いつも傍にいるおじいちゃん

あの世でも幸せになってね

心から合掌

おじいちゃんへ

草々

孫 白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝 

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