人生にも『芽』が出る時が必ず来る 忍従に耐え 希望を捨てず
重い氷と雪の下じっと耐えて来たクロッカスの花
でも綺麗に咲いて直ぐに散るという無常を知っている
だから美しく咲こうと懸命だ
どの花もこの花も忍従の時を耐え芽吹いて来た
私達の人生も同じである
人生わずかに数十年
名が知れてもどんな地位にあってもいくら資産家になろうが
その生命は高々数十年である
逆に今不遇に在っても今辛くてもその分人生の深みが出て来る
不遇はその芽を育てる
不遇は無味乾燥の人生に潤いを与えてくれる肥料だ
同じ数十年の命
損した気分になるなかれ
決して損はしていない
花の様な人生は人の目を喜ばせるだけだ
この芽はキュウリの芽である
いつか人のお役に立つのである
同じ命を燃やしても散るのと収穫には天地の差がある
人生は不遇があるから心が豊かになる
人の痛みも我が身の様に感じれるのだ
必ずあなたの人生も芽が出る時がある
芽が一度も出なかったという人はいない
もしそう感じる人がいたとしたならそれは欲というものである
小さなささやかな喜びを大切に希望を以って生きて行ければ
幸せである
幸せは自分の心が決めるもの
だから今を耐える力強さを身につけなさい
不遇は後から深い良い想い出になりますよ
私自身もそうであったから
白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝
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