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2014年4月17日 (木)

一歩身を引くという美学 相手の背景を読むという力

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人は自分の意見を主張し続ける

そこには相手の背景も心情もない

だから自分だけの視野で話をしてしまう

当然相手は納得しない

しかし相槌くらいは打ってくれるだろう

それを未熟と言う

相手の心を本心を引き出す力がなければならない

それを度量と言う

人はその度量に惚れるのである

そのためには武士道ではないが一歩引いて相手の全てを

見通せるくらいにならなければならない

相手が一歩踏み込んできたら一歩引く

二歩踏み込んできたら二歩引く

そういう間合いをとりますと相手の生活の背景や育ちの背景

そして今何を求めているか

全てが総体的に立体的に観えて来る

あなたは逆に踏み込み過ぎてはいませんか

よくそういう光景を目にする

それは何も見えないに等しい

日本には身を引くという美学がある

それは相手をよく理解することに他ならない

それから話をするべきだ

それから行動に移すべきだ


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雑草の一輪の花を愛でる人間もあれば雑草だと踏みつけて行く人間もある

その差は生まれにあり育ちにある

それは与えられたものだから仕方がない

しかし人間はいくらでも自分を修正できる

修正するということは大きな勇気である

その第一歩が自己分析である

そして勉学し人間社会の構築を出来るならばあなたから人間は離れて行かない

背景を読む力は自己分析をした反省の上にある

そういう人間に辿り着きますとお相手に一歩引いてあげるという

美学ができる訳です

人間にできないことなんて何一つない

それが私からみんなに贈る言葉です

頑張れみんな

一歩引くという美学を持ちながら


白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝 


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