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2014年4月 3日 (木)

『墓じまい』ブーム 悲しいけどそれが現実 でもそれで本当にいの

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「墓じまい」ブームである

先祖代々受け継ぎ継がれて来たお墓を破壊し

どこかに永代供養をお願いしてもらうということである

後継ぎがいない

それが一番のキーワードの様だ

今のご時世当たり前なのかも知れない

墓を持てば定期的な維持管理費はかかるし

嫁ぎ先によっては九州から北海道まで貴重な時間を

お墓参りに大枚なお金をかけて来なければいけない

決して合理的ではない

だから私も一定の理解を示す

しかし私にはどうしても先祖に申し訳ない気がする

初代が墓を建てたのは流行ではなかった筈である

祖先を尊ぶ尊い心で悲しみと不安と共に遺骨をおさめた筈である

元来私の家系は武士家系であり先祖の前に行くまでに

七つの障子があり長い廊下を歩き仏壇の前には

牢獄の様な格子があり当主だけが南京錠のカギを持てた

しかも当主ひとりしかその場には立ち入れないくらい

御先祖様は尊い存在であったのである

時代は変わり今に至る

永代供養という定義は未だに曖昧である

恐らく合葬で合理的に拝まれるのであろう

○○家先祖代々を拝んでくれる筈もないと思う

自分の先祖の骨が一色たんになり探せる筈もない

合同葬を意味すると思う

先祖たちの威厳はどこへ行くのだろう

そう考えますととても深い罪にも感じる

子孫として

私のところに丸投げをお願いして来る方もいる

逆に私の説教を食らう始末だ

お墓を始末するのなら仏壇の一つでも用意なされたらどうかと

提案する

それに対して私は別家ですから必要ないと言う

先祖への感謝もなく合理的にお金をかけたくもない

それが今の人間の本性であるなら私は断固として許さない

あまりに調子がよすぎる

それで幸せになれるとでも思っているのか

そんなにこの世は甘くないと渇を入れたくなる


白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝 

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