私の女性感 素敵なんだけど一番苦手
カタクリの花が咲き始めた
花言葉
初恋 嫉妬 寂しさに耐える
僕の初恋は小学校2年生
話もできないくらい彼女の前では緊張した
たった一言だけ覚えている
「今日は凄い雨ねぇ」
「は はいっ」
硬直した身体
顔は真っ赤っか(笑)
本当に美しく素敵な女性だった
水仙の花咲く頃いつも彼女を想い出す
恥ずかしながら僕は結構もてていた
他の女の子の嫉妬
いじめに近い凄まじいものだった
彼女は寂しさと辛さに耐えていた
今はクロッカスの花が咲き乱れている
彼女には申し訳ない気持ちでいっぱいだ
今はどこで何をしているのだろうと想いを馳せる
こんな純愛を女性は壊そうとする
ちょっと逆らえばヒステリーという私の一番嫌いなものの洗礼を受ける
女性はいつも自分がリードしようとする
高い位置から操縦しようとする
私はそういう時には自然に帰る
私が折れれば弱い男と見る
私が上に立てば下に引きずり落とそうとする
荒っぽい言葉を使うと野蛮人と言われる
この気難しさはどこから生まれるのだろう
私は女性を素敵だと思う
しかし一番苦手な存在でもある
私は振り返る
昔はこんな複雑な気難しさはなかった筈なのにと
どうして今はこうなんだろう
万葉集で大伴家持はカタクリを「堅香子」と言っている
いわゆる愛でているのである
私の女性感は母性にある
甘えっ子という意味ではない
責めるよりも抱擁
前へ出るよりも 控えめ
遠くから見る優しい眼差し
そういう合理的ではない素朴で誠実な女性がいなくなった
全て条件闘争ではないか
だから私は女性が苦手である
気難しいしへりくだらなければいけない
私は母性の強い温かな眼差しが好きなだけなのに
女性はとかく難しい
これが私の本音である
吾輩は男であるから・・・
白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝
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