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2014年4月 1日 (火)

春ですね 今日から私も普通の人間に戻れる 修験道は厳しい

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霊山に籠る時期も3月で終わった

雪と氷の世界から ようやく里へ戻った

飲まず食わずの修行

体重も7㎏も減った

人を救うということはこういうことだ

正直泣きたいほど辛かった時もある

遭難しそうになった時もある

でもそれで人が救われて行く

明るい笑顔で固く握手してくれる

やってよかったと思う瞬間である


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それに比べて里はいいなぁ

フキノトウがあちこちで迎えてくれる

花の蕾も庭にいっぱい咲いていた


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水仙の黄色い花と白い花のコントラストが楽しみだ


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クロッカスの花も庭一面に間もなく咲き誇るだろう

正に私にとっては天国だ

しかし庭や境内に花が多いのには奥深い理由がある

『慰霊』を目的として植えられている

神社ですから神や色々な霊が来られているようだ

そう意味でここを天国にしたかった

蓮は池に植えられその花を咲かす

そういう想いとは裏腹に霊山を降りるとそこは地獄界が待ち受けている

そう思えてならない

人間関係 複雑な社会構造 多くのもめごとや訴訟

人の病 人の死

混沌とした暗い世情の中に生きなければいけない

霊山にはそういうものが一切ない

唯ひたすら自分との戦いである

色々な社会構造の中で生きて行く訳ですからブログも中々書けなくなる

馬の様に走らせられる

果たしてどちらが天国なのか地獄なのか・・・

もし心が傷ついたら私の庭に来るがいい

小さな小さな天国がそこにはある

癒される場所 人を癒してあげるだけの私

そういう存在に早くしなければ人に幸せなんて与えられない

山にいても里にいても一生修行なんだなぁ

結局はね

でも私は何ものにも負けない

そういう精神力だけはある

心が折れたらそこで終わりだと自分に言い聞かせながら・・・


白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝 



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