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2014年5月18日 (日)

心の痛みが分からない人には人間は救えない うなずきは嘘

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『うん そうだよ そうだよ そうだとも くちだけうごかしている

傍観者に なにがわかる』

この言葉は相田みつをさんの『傍観者』というエッセイというか

言霊である

この花はアマドコロ

花言葉は「心の痛みが分かる人」である

人間はそもそも大嘘つきである

医学的に解明されたことは人間は何故嘘をつくのか

人間関係を潤滑にしたいからだと言う

しかし心の弱い人もよく嘘をつく

人間は自分が一番可愛いナルシスト

自分の守りのために

自分を飾るために

自分を大きく見せたいために

自分が如何にも正しい人間かの様に

よく嘘をつく

そしてよく相手の心を知ってか知らずかうなずく

傍観者だからこそできることである

正に傍観者に何が分かるである

ソクラテスは手を汚さないという言葉があるが

人は自分が苦労を分かち合うことを嫌う

手も汚したくないし相手のために泥にまみれてなんて御免だ

そういう人間ばかり増えてしまった

石川達三著の『泥にまみれて』という小説がある

あれはあくまでも理想論なのか

いや違う

お互いに泥にまみれて苦難を乗り切ることこそが真実ではないだろうか

人の心の痛みを分からない人に人を救うことはできない

薄っぺらな人生は楽だ

しかし苦労や艱難を味わうことを避けているだけではないか

深い幸せや幸福感を得ることはできない

人生の後半にあわを喰って取り戻そうとしても時すでに遅しである

みじめな人生の終焉と排他と孤独が待ち受けているだけだ

そして人にそのみじめな姿を傍観されるだけなのである

誰も手を差し伸べてはくれない

そう

貴女だって誰かに手を差し伸べて生きて来た訳でもないのだから

当然の報いである

お相手が困っていたら我がことの様に悩み苦しみ手を差し伸べてあげましょう

泥にまみれて

そういう行いは『人徳』を生む

そういうこともしないで傍観者であったならば

貴女がもがき苦しんでいる時に傍観されるだけなのだ

人間は助け助けられ

それを忘れた人間は卑屈未練な人生の終末を迎える

痛みを分かち合う人間の気概と奉仕の精神

それを無くしてうなずくことが得意な人間は「上辺三部」の人間で

ありましょう

上辺だけで生きるということは大きな罪悪に等しい

全く世の中のためになっていないということなのですから

そんな傍観者にならぬ様に祈るばかりである


白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝 

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