『アメニモマケズ』 私はそういう生き方が好きだ 宮沢賢治
思い起こせば私はそういう質素で朴とつな教育の中で生きて来た
宮沢賢治の『アメニモマケズ カゼニモマケズ』
食事も質素で誠実に生きて世の中のためにたち人のためになる
奢ることもなく高ぶりもせず威張ったりもしない素朴な人間像
ありがたいことに今もその人間像を見失うことなく生きている
みんな素朴な心を持ち寄りささやかなお酒を酌み交わし
飾ることもなく胸を開いて語り合いおかずは自分の庭で育った
ほんの僅かの野菜などをつまみにして話に花を咲かす
どんなに苦しい時もどんなに辛い時も本当は心が折れている筈なのに
作り笑顔で接し合う
次第に心の氷は溶け始め本当の笑いになる
生きるということは実はとても辛いこと
しかしみんなの心を持ち寄れば辛いことが小さく見えて来る
『アメニモマケズ カゼニモマケズ』
ほんの少々のこころを持ち合い
質素で朴とつな生活の中でささやかな幸せを噛みしめる
そこには虚飾もなく上下もなく
我儘な心もなく謙虚に頭を垂れる素朴な人達との会話があり
人生の生き方がある
人の心ない言葉は聞こえず
唯小鳥たちの囀りが聴こえ心地よい風が何よりの幸せである
褒められずもせず立身出世もできないけれど苦にもされない
野に咲く花の様なものになりたい
やはりいつになっても宮沢賢治の生き方が好きだ
『アメニモマケズ カゼニモマケズ』
そして自分にも負けない強い精神と質素な生活でありながら
心だけは豊かでありながら質素朴とつである
それが白鳳神社の信者達である
白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝
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