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2014年8月31日 (日)

『手打ちそば』 白鳳神社の歴史を継承する 巫女たち

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白鳳神社の文化の一つに『手打ちそば』がある

元々『直会(なおらえ)』という神の御神事が終わった後

ご神殿にお供えされたものをみんなで頂く行事

その最後に出されていたのが起源と記されている

今では御神事に関係なく信者さんたちに振舞われる


朝の粉打ちは早朝より始められる


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今回はつなぎの粉も含めて全て北海道のそば所 幌加内産に拘ってみた

私も粉屋さんに行って最高級のものをお願いした

同じ粉でもランクが色々とある


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粉が見事なお団子に変身

水などにも拘りがある

それよりも天候の湿度によって随分と出来上がりが違うので

細心の注意を払う

ここで味や艶が決まるといっても過言ではないだろう


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ここで先ほどの団子を棒で均等に平たくして行く

ここまでは中々の重労働である

それから専用の包丁で切って行くのだが切り方次第で

決定的にそばののど越しが違う

大変繊細な部分である


この様にして代々巫女たちの手によって継承されてきた

『そば振舞い』

そばの豊作を願う行事から始まり収穫後は「細く長く」という意味で

信者さんたちに振舞われてきた

この歴史を『文化』と言っても過言ではないだろう


女性たちのたゆまない努力に支えられて継承されているのである


白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝 

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