摩擦を恐れないこと 摩擦は進歩の母である
私が大学1年生の時に縁あって電通本社に行ったことがある
『鬼十則』というものが書いてあった
本にまでなるのだから素晴らしい教えと教訓である
私がその時から片時も横から話したことのない言葉である
特にサラリーマンの時にはそれを毎日噛みしめながら
自分を鼓舞した
会社を立ち上げた時から会社の朝礼の時に唱和した
今神社でも同じである
毎日唱和する
正に仕事の鬼の十則である
ここに書き記したいが著作権というものもあるでしょうから
電通の『鬼十則』で調べればすぐに目にすることができると思う
最後の一則に摩擦という言葉が出てくる
人間社会でいちばん難しいことかもしれない
摩擦を恐れてはならないと言う
摩擦は進歩の母であると言う
それを恐れていると卑屈未練な人間になってしまうと
かなり強烈である
出来れば誰もが人間関係を円満にして行きたいと願っていると思う
しかしあくまでも仕事では鬼となりなさいと言うことであろうか
否 家庭でも一緒であるような気がする
意見を冷静に話し合っても多少の摩擦は起きるかも知れない
しかしお互いに摩擦を避けているとどこかで爆発して
離婚にもなりかねないだろう
日本のお相手優先の『謙譲文化』ではなくアメリカナイズされた
徹底的に討議して闘い合う文化
私はどちらも優先したい
しかしそれが無理なら譲り合ったり徹底的に討議し合ったり
遺恨を残さないようにしたいと思っている
所謂『中庸の方法』とでも言いましょうか
とにもかくにも唯のもたれ合いと顔色を伺って生きて行けば
必ずや卑屈未練な心となりましょう
さぁ 今日も元気に『鬼十則』を唱和して頑張りましょうか・・・
白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝
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