人間の品性品格は苦難の時に分かる 本物を見分ける力
『立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花』
美しい女性の理想像を古の人たちはこう例えた
一方相田みつをさんのパロディー集を見て笑ってしまった
どなたかが投稿された『いくら美人でも20~30年も経てばただの婆』
然しただ笑っただけではない
この人は色々な女性を見て来ている方なのかもしれないと思った
生まれながらの美人もいる
色々と苦心して美を装っている人もいる
しかしどちらにも共通して言えることは『見かけ』ということである
『見かけ倒し』という言葉があるが女性に限らず男性にも多くみられるような
気がする
然し一角の人間になれば内側から現れる美に着目するのであります
それは例えば言葉使いだったり身のこなし立ち振舞いでありましょう
上辺は一時の興味であるのかも知れませんね
それを称賛されるのは本当に短い期間でございましょう
本当のその人間の品性品格が分かる時
それはその人が苦難に在った時
その時に凛としていて一糸乱れぬ強く美しい香り
それを人間は一番見分ける基準にしているような気がします
また自分が何かに落ち込んだり困っている時に
お相手のお優しい気遣いや思いやり
それこそがその人間の品性品格の極みでありましょう
上辺なんかいつかは色あせて行くもの
だから本物の品性品格を身につけなければならないと
『いろは歌』から読み取ることができます
『いろはにほへどちりぬるを』・・・か・・・
白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝
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