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2015年1月12日 (月)

『奢れる者久しからず』 初心を忘れて人徳を失う

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庭の池に咲いたスイレンの花

メダカが泳いで可愛らしく涼しげだ

花もメダカも奢ることなくただ静かに生きているのである

人間は最高に嬉しい時に気をつけなければならない

想いが叶ったその時から崩壊が足元から既に始まる

その理由は地に足がついていないからだ

いわゆる初心を忘れて人の心の中を見ようとはしなくなる

人はその人の名誉を称える

人はその地位を素晴らしいと喝采する


そんなことがある筈はない


名誉なんてうわさに過ぎない

地位は一時のもので誇らしげにしているその人が

いつどうなるのか次の地位に立つ人は誰だろうとか

そういうことに人間は興味を持っているのである

だから本人は知らぬ間に『裸の王様』か孤島の人になっていることを

後から知ることになる

それこそ笑い話の種にされてしまう


初心を忘れれば

人のために生きなければ

いつまでたっても『人徳』というものができない


人は最後には『人徳』について来る


そのことだけは夢うつつにも忘れてはならないのである


それが人生というものであり人間というものであるのだから


白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝 

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