津軽じょっぱり ~巫女綴り~
津軽塗りは江戸中期から伝わる技法で作られる漆器です
塗り・研ぎ・磨きに数十回の工程と実に3~6ヶ月の日数を費やすのだそうです
時間と手間を惜しまない「馬鹿丁寧」さ そして「馬鹿丈夫」さ故に
『津軽の馬鹿塗り』とも称されるほど
当神社でお祭りする神々の御膳には この馬鹿塗りの器や箸が添えられます
まさに神々に相応しく 高尚にして飽きのこない堅牢で優美
『じょっぱり(意地っ張り)』と呼ばれる津軽気質の職人たちの魂を感じてか
宮司は自らこの漆器を揃えられました
元津軽藩出身の宮司の母君
宮司と二人揃えば 互いに譲らず 『じょっぱり屋!』
そう言い合うご様子も
また微笑ましい光景なのでございます
お母様の観音様のような笑みを湛えるご様子からは
いささかも伺うことは出来ませんが・・・
さてさて とある日の内輪話でございました
白鳳神社 巫女 拝
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