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2015年3月29日 (日)

伸びる人間はここが違う 人間が無気力であり続ける事は無い

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私事ですが過去に3年間のプータロー生活があった

何もやる気はない

何から手をつけていいのかも分からない

自分が幾ら就職活動に行ってもどこもNO!という答え

今考えますと華々しい若い出世にどこの会社も太刀打ちできない

要は給料の問題です


東京では若干28歳で手取り100万円

父の危篤で函館に帰って来たが就職先がある筈がない

それほど東京と函館の格差を見たのであります


かの有名なサンリオの会長に飛行機に乗って東京まで行って相談した事がある

豪快な社長でありました


「何なまっちょろい事言ってるんだよ宮川君 俺なんか12年間プータローだったよ

そこで色々な事を考えてアメリカのマーケティングを学んだらコミュニケーションが

足りない様な気がした そこにキティーちゃんの誕生がある 宮川君 3年くらいで

弱音を吐くなんて大した人物にはなれないな この世は闘争社会なんだよ

君にだけ尾てい骨が無いのか 尾てい骨があるという事は猿が進化しただけなんだな

君も猿なんだよ 分かっただろう 繰り返して言うがこの世は闘争社会だという事を

忘れるな」


今でも座右の銘として書斎にその文面を貼っている


それから社会に闘いを臨む訳です

甘い自分を憎んだりもしました

情けなくもなりました


勝負は東京だ

若い私は何も手に持たず東京へ行ったのであります


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豊臣秀吉を見習って「私ほどの人間を雇える会社は無いものでしょうか」と

大きく出て行く作戦

これが成功して当時世界一と言われた会社に入社

即刻社長室勤務


あまりの激務で腹が痛くなったりもした

でも負けてなんかいられない


派閥抗争で徹底的に相手を壊滅した

人事権も握った

これで怖い者無しだ


サンリオの会長から言われた言葉を毎日復唱して野獣となった


闘争に強い男の完成だ


その時私は静かに想ったのです


人間は一生無気力であるほど強くは無いのだと


だから人間は見気力であり続ける筈が無い


周囲でせかすから駄目なのだ


野獣であり闘争社会で闘い続けて来たからこそ神職にもなれたのだと思う


しかし私は神でもなければ弱き人間でもない


猿だ

私は猿なんだと思えればこそ自己反省力も強い


そして闘争は人間社会に於いては続くのであります


世の中は闘争社会


サンリオの会長ありがとう


今お会いしたら何と言うだろう

まだ情けない男だと言われるであろうか・・・


白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝 

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