『花便り 菖蒲編』 ~巫女綴り~
六月も終わり
そんな折 降りしきる雨
『あら、随分とお花が咲いているわねぇ』
窓の外を見遣る 宮司の母君
視線の先には 今朝まで蕾だった菖蒲の花が開いている
その名も『雨後の光』
まるで後光が射すかのように光り輝いて見えました
『花菖蒲』は武士に愛され江戸時代よりたくさんの品種が生まれました
武士が守るべき「武道」を尊ぶ言葉「尚武」と「菖蒲」の花を重ねたのだそう
このように言葉の響きを大事にする日本人の「こころ」
宮司がこよなく愛する『青岳城』
玉のように輝く『五色の珠』
すっとした立ち姿が美しい『日月』
こちらは『江戸不知火』
う~ん、どこか妖艶
こちらは何と『猿踊り』
由来は分かりませんが 何とも楽しげです
まだまだ素敵な名前の菖蒲達が咲き続けます
姿はもちろんの事
その名をも味わう
それこそが醍醐味ではないでしょうか
白鳳神社 巫女 拝
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