« 神社にお越しの際は予約を入れて下さい 陰陽道 | トップページ

2017年3月12日 (日)

喧噪の中で凛と生きる 

2016_0605_194835dscn8790_2

花はどんな状況の中でも何一つ罪を作らず立派に凛と咲く

その散り際も見事ですね

一方人間となりますと色々な状況の中で身を守る為にカメレオンの様に

色々な言葉や態度で穢れて行かざるを得ない

喧噪の中で人は変わって行く

一年前のその人だと思ってお話をすると手痛い目に遭う事がある

生きる知恵ではなく罪深く穢れて行くのだ

花は自分の色を知らない

何故咲くのかも知らない

然し根だけはしっかりと種の保存を考えている

神職などをしておりますと常々そういう事ばかり考えています

罪は許される

然しその罪は自分の心の中で一生自分の罪を攻め続けるのです

祓えとはその穢れを取り去り罪が自分の中でいつまでも残らないようにするのが

神職の仕事であると心得ております

そこには癒しがあり心が晴れ渡る秘訣があります

だから当神社では会員制をとっております

その方に十分な癒しの時間と祓の時間と人間性の原点回帰の時間が必要だからです

人間は一生涯汚く生きれるほど強くない

また逆に一生綺麗に生きるほど強くはない

世間がそうさせてはおかないという現実もあります

然し穢れの喧噪の中で凛と生きれないという事もないのです

貴女はどういう道を選ぶのでしょうか

それにより人生の結末が決定づけられます

自分らしく生きて幸せだったか自分を騙しながら生きたか

あの世で悔いない様にと願うばかりであります

今日は満月

月を見ながら貴女は何を思うのでしょうか

白鳳神社 宮司 宮川吉弘拝 


« 神社にお越しの際は予約を入れて下さい 陰陽道 | トップページ

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事